チャレンジャーを跳ね返し、前回王者・フウガドールすみだが2連覇に王手【U-18フットサル全日本選手権|3日目結果記事】
8月3日、浜松アリーナにて第11回U-18 フットサル全日本選手権の準々決勝と準決勝が行われた。
一時逆転許すも、市場新汰の2ゴールで巻き返す
12:30からBピッチで行われた準々決勝では、 フウガドールすみだファルコンズと作陽学園高校が対戦した。 まずは開始30秒、すみだのエース・石井想一郎がファーストシュートを放ち、作陽を牽制。2分には、右サイドの行木詩心優の仕掛けから石井に当て、その落としを新竜兵がゴール左から決め、難なく先制点を奪った。 一方立場的には前回王者に挑む“チャレンジャー”の作陽は、出鼻こそ挫かれたものの、セットプレーやカウンターチャンスを創出。5分には、キックインから春名陸のファーを狙ったパスを送るも、ずれて直接ネットを揺らしてしまい、惜しくもノーゴールに。 しかし、このノーゴールをきっかけに流れをつかんだ作陽は7分、左サイドで相手と入れ替わって抜け出した藤原伊吹が、勢いよくシュート。バーに当たった跳ね返りに橋本大空が反応し、同点ゴールを決める。その後集中したディフェンスですみだの攻撃をしのぐと、18分に右コーナーキックからオウンゴールを誘発。2-1で勝ち越し、第1ピリオドを終えた。 1点を追うすみだは、第2ピリオド立ち上がりも作陽の強度の高いプレスに苦戦。攻めあぐねるも、29分、石井のゴールで同点に。続けて32分、右コーナーからオウンゴールを誘い、再びリード。勢いを取り戻し33分と34分に市場新汰が連続ゴール。37分には、相手のハンドで獲得したPKをキャプテンの髙木瀬那が決め切り、6-2で試合は終了。一時は逆転を許したものの、ここぞを落とさない勝負強さを見せたすみだが勝利。準決勝でも佐賀東高校を破り、2連覇に王手をかけた。 なお、準々決勝でペスカドーラ町田U-18、準決勝で帝京長岡高校を下したバルドラール浦安テルセーロも、決勝に進出。 トップチームもFリーグでしのぎを削るライバルチーム同士で、日本一の座を争うこととなる。