シチズン新作【世界限定350本】日本伝統の土佐和紙を用いた文字盤で“風”と“月”を表現
シチズンは、時計の本質を追求し、卓越した精度を誇る高品質ウオッチブランド“The CITIZEN(ザ・シチズン)”より、文字盤に土佐和紙を用いた“Iconic Nature Collection(アイコニック ネイチャー コレクション)”2モデルを発表。それぞれ世界限定350本を2024年10月17日に発売する予定だ。 【画像】色違いで2モデル、風と月が表現した土佐和紙文字盤を拡大して見比べる
それぞれに風合いの異なる土佐和紙が文字盤に採用されたザ・シチズンの新作は、移ろいゆく美しい自然の中の“風”と“月”をイメージした2モデルが展開された。 “風”をイメージしたAQ4100-65Hは、土佐清帳紙の地合い模様である簾の目(すのめ)に、ブルーグレーのグラデーションやパターンが重ねられ、風と砂が織りなす美しい砂紋を文字盤上に表現。ケースとベルトには、硬さに加え明るく透き通るような色調が特徴のデュラテクト2プラチナを施したスーパーチタニウムが採用され、ブルーグレーの文字板をすっきりと引き立てている。
もう一方のAQ4106-18Xは、柔らかな風合いの典具帖紙(てんぐじょうし)に、古くから絵画にも多く用いられるエ霞文(えがすみもん)や茶色のグラデーションを重ねて、もやに包まれて浮かぶ朧月の月明かりが表現された。こちらのケースは、デュラテクトDLCを施したスーパーチタニウム製で、タンニンで鞣された山羊革を八方揉みすることで形成した“茶利八方革(ちゃりはっぽうがわ)”のベルトをマッチング。滑らかな黒色のケースと立体的なシボをもつベルトで、幻想的な文字盤をより引き立てている。
両モデルとも、ムーヴメントは2100年までカレンダー修正が不要なパーぺチュアルカレンダーを備えた光発電エコ・ドライブ“Cal.A060”が搭載されており、年差±5秒という高精度と定期的な電池交換不要という利便性を誇る。さらに、強い衝撃などによる針ズレから守るシチズン独自の衝撃検知機能や、針ズレが生じた場合でも自動修正する針自動補正機能、0時ジャストカレンダー更新機能など、ユーザーが永く使い続けられる機能もしっかり備えている。 ザ・シチズンのシンボルであるイーグルマークは、文字盤・リューズ・裏ブタの3か所にデザイン。価格は土佐清帳紙を用いたAQ4100-65Hが44万円、典具帖紙のAQ4106-18Xは42万9000円。
文◎Watch LIFE NEWS編集部