神戸製鋼・機械事業部門、FLNG向けマイクロチャネル熱交換器初受注。日揮グローバルから
神戸製鋼所は17日、機械事業部門で手掛けるマイクロチャネル熱交換器「DCHE」を浮体式液化天然ガス生産プラント(FLNG)向けで受注したと発表した。FLNG向けでの受注は初めて。DCHEは水素ステーション向け熱交換器として高い世界シェアを獲得しているが、大型プラントのFLNG向けにスケールアップすることでさらに用途を開拓した。 今回のFLNG向けDCHEは、日揮グローバルがマレーシアで設置するプロジェクトに使用される。 DCHEはステンレスのプレートに幅1~2ミリメートルの微細な流路を加工・積層、拡散接合することで、一般的なシェル&チューブ構造と比べ広い伝熱面積や高強度・高耐圧、コンパクト化を実現した。水素ステーションのほかLNGプラントやLNG燃料船などで実績があり、今後もFPSO含め洋上浮体式設備向けでさらなる拡販を図る考え。