今こそ呼ぶべき!? 日本代表に推薦したいJリーガー(6)不調を完全払拭!? 貴重な大型ボックス・トゥ・ボックス
JFA(日本サッカー協会)は24日、来月のFIFAワールドカップ26アジア2次予選に臨むサッカー日本代表メンバーを発表する。果たして誰が選ばれるのか。今回は、日本代表に招集したい選手をピックアップした(代表キャップ数10未満の選手が対象。U-23日本代表招集の可能性がある選手は対象外)。※成績は22日時点の『transfermarkt』を参照。記事中のスタッツは『jleague.co』を参照
MF:伊藤敦樹(いとう・あつき) 生年月日:1998年8月11日(25歳) 所属クラブ:浦和レッズ 2024リーグ戦成績:15試合2得点1アシスト 2023年6月にサッカー日本代表デビューを果たした浦和レッズの伊藤敦樹は、当時のパフォーマンスを取り戻している様子だ。 中盤の選手としては大柄な185cmの長身で、強いフィジカルを活かして相手の攻撃の芽を摘み取ることができる伊藤は、豊富な運動量で攻撃にも顔を出せるボックス・トゥ・ボックス型のMFだ。ただ、ペア・マティアス・ヘグモ監督体制となった今季は2枚のボランチのうちの1人ではなく、インサイドハーフとしてやや前目にポジションを取るようになったことが影響したのか、シーズン序盤はパフォーマンスが冴えず、ファンの間でも厳しい意見が出ていた。 それでも、第12節の横浜F・マリノス戦では、前半終盤に中島翔哉のパスに抜け出してシーズン初得点を決めると、後半にもゴールを決めて、勝利の立役者となった。クラブ公式サイトで伊藤は「やっと結果を出せ、吹っ切れた感じです。もがきながらもやり続けていれば、ゴールは生まれると思っていましたが、正直、少しほっとしています」と安堵の気持ちを口にしていた。実際、その後の試合では、より自信を持ってプレーしている印象を受ける。 遠藤航や守田英正など、日本代表の同ポジションは競争が熾烈だが、大柄なボックス・トゥ・ボックスタイプの選手は日本には珍しく、1つのオプションとして魅力的だ。調子が上がってきたいまは、改めて試してみる良いタイミングではないだろうか。
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