【"奇跡の瞬間"追う写真家に密着】風景写真家の鎌田光彦さんの挑戦 公務員として働きながら世界的写真家として活躍 北海道知られざる絶景―夏編
「地面をスレスレに漂うような雲海の隙間から、木々がポツポツと顔を出す」まるでモノクロの中国の水墨画のような、日本画のような景色を見せてくれます。 ここは、鎌田さんのお気に入りのポイントなのだそう。
鎌田さんは、北海道各地で美しい雲海を撮影しています。 3年前、取材で同行した北海道北部の美深町の函岳には30回以上通い、こんな美しい雲海の撮影に成功しています。
鎌田さんの今後の活動
鎌田さんが撮影で大切にしているのは、自然の光。苫小牧にある樽前ガローでは、木漏れ日が美しい光のアートに。 ほかにも北海道内各地で光をテーマにした作品を数多く撮影しています。
午前6時、今回最後の撮影スポットへ。 清里町にある神の子池。緑の中に現れる美しく青く透き通った池に、優雅に泳ぐオショロコマの姿が神秘的。 定番はこの看板をバックに撮影するのですが…。
神の子池でこの季節の朝の数十分だけ現れる奇跡の瞬間がこちら。 「湖面が少し冷やされることによって、もやがかかっている。そのもやを天然のスクリーンにして光芒が斜めから差し込む。そういう瞬間が本当に、この時期この時間帯、6時台だけ現れる。私は(定番より)興味のあるポイント」と鎌田さん。
鎌田さんは、「北海道東部の風景がすごく気に入ったので、移住して拠点を作り、今後は毎日のように撮影を楽しみたい」と話します。 これからも奇跡の瞬間を撮り続けてくれることでしょう。
UHB 北海道文化放送
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