家庭での「トクリュウ」対策とは? 石川県警にはプロジェクトチーム発足
テレビ金沢NEWS
強盗などの事件に関与する匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」への対策を強化しようと、石川県警にプロジェクトチームが立ち上がり、20日、発足式が行われました。
匿名・流動型犯罪グループ、通称「トクリュウ」は、匿名性の高いSNSなどで実行役を集め、強盗や詐欺などの犯罪を行う集団です。
トクリュウによる犯罪が全国で相次ぐ中、県警は本部の刑事や生活安全など部署を横断した250人で構成するプロジェクトチームを発足。発足式で江上和博組織犯罪対策課長が決意を述べました。
石川県警組織犯罪対策課・江上 和博 課長 「各部の力を集結させ、犯罪の徹底検挙と抑止、またグループの壊滅に向けて邁進することを誓い、決意表明といたします」
市川 栞 キャスター: ここからは、警察担当の川島記者とお伝えします。 川島 行人 記者: よろしくお願いします。 市川: トクリュウによる事件が全国で相次いでいますが、石川県内の状況はどうでしょうか。 川島: 石川県警では、ことし4月から10月末までで、トクリュウが関与する事件で32人を検挙しています。 容疑は、特殊詐欺で現金などを受け取る受け子や窃盗などさまざまです。
また、ことし急増したSNS型投資・ロマンス詐欺も多くはトクリュウによる犯行だとみられていて、県内の被害額は10億円を超えました。 市川: かなり多いですね。関東近郊では、住宅を狙った強盗も多発していますが、県内はどんな状況でしょうか。
川島: 警察庁のまとめでは、ことし3月時点で22都道府県で強盗被害が確認されています。 県内では今のところ被害は確認されていませんが、県民の防犯グッズへの関心も高まってきています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20日、野々市市のホームセンターを訪れてみると… 山下 実々記者: 「こちらが普通の砂利を踏んだときの音です。そしてこちらが防犯砂利を踏んだときの音です。普通の砂利と比較してみると、大きな音がします」