松本人志さんがコメント発表 訴え取り下げなぜ?夏以降“水面下”で交渉か
■裁判終結へ…芸能活動の再開は?
松本さん側と発行元の文藝春秋側の間に何があったのでしょうか。 テレビ朝日社会部(司法担当)吉田遥記者 「今年3月に始まった裁判ですが、双方の主張が真っ向対立していました。ところが、今年夏以降、訴訟手続きを進める一方で、双方は裁判の外でも話し合いを続けてきましたが、文藝春秋側が松本さん側にある条件を出していました」 松本さん側に出された条件を巡ってなのか、話し合いが決裂したこともあったといいます。 週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして賠償を求める裁判が続いていた、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本さん。8日、なぜその訴えを取り下げたのでしょうか。 吉田記者 「一番は『次の活動を見据え、これ以上裁判を長引かせたくない』という松本さん側の考えです。実は夏ごろから和解に向けた水面下での交渉が続いていました。ただ、文藝春秋側が求めた条件として『謝罪』というものがあったんですが、それがのめず交渉は難航していました。『このまま裁判を続けていても、長期化は避けられない』と判断し、今回取り下げという形で幕引きをはかりました。松本さん側は飲み会に行ったこと自体は認めた上で、『不快な思いをした人がいるのなら申し訳ない』と謝罪をしています。一方で、性加害の事実に関しては『直接的な証拠はない』としています」 松本氏のコメント 「松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で、不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします」 これで終結する見通しとなった裁判。今後、松本さんは芸能活動を再開できるのでしょうか。 吉田記者 「松本さんは活動再開を模索しているとみられます。今回の取り下げの条件をみても、事実関係の認定は避ける形を選んだ。あとは復帰に向けて世論がどうみるか、事務所側と見定めながら判断することになりそうです」
テレビ朝日