球体ヒップで魅了した26歳がボディコンテストで戴冠 「二日酔いのコントロールが大変」お酒と付き合いながらボディメイク
9月7日(土)、 高崎市文化会館にて元俳優・タレントの金子賢さんが創設をしたフィットネスコンテスト『SUMMER STYLE AWARD 群馬予選』が開催され、福田桃伽(ふくだ・ももか / 26)さんがビューティーフィットネス部門ショートクラスで優勝を果たした。丸みのあるアウトラインと女性らしいしなやかなポージングが求められるこの部門。161cm未満の選手で競われるショートクラスで優勝を勝ち取った福田さんの考える「筋トレの魅力」とは。 【写真】福田桃伽さんの球体ヒップ&バックポーズ
「トレーニングは4年ほど続けています。はじめはダイエット目的で始めたのですが、パーソナルトレーニングに通うとなるとそれなりに費用もかかってしまいます。せっかくお金を払って専門知識のあるトレーナーもとでトレーニングをするのであれば、明確な目標が欲しいと次第に感じるようになり、大会出場を目指すようになりました。そんなコンテスト出場も今年で3年目に突入です」 なんと今大会の1週間前には京都大会への出場もしていたという福田さん。タイトなスケジュールかつ修正期間がわずかな中で意識したのは『見せ方』であった。 「京都大会では大会後のフィードバックで脚の細さに関する指摘を受けました。しかし、たった1週間で脚のボリュームアップは現実的に難しい。そこで意識したのが『見せ方』でした。ポージングを磨き、脚の細さが目立ちにくくなるような工夫をしたんです。実は立ち方一つをとっても相手に与える印象を変えることができて。脚をクロスさせた方が細さが軽減して見えるんですよ」 普段は飲食店で自営業をしているという福田さん。お酒を飲む機会も多い中、どのようにして体型維持をしてきたのか。 「どちらかというと、むくみより二日酔いのコントロールの方が大変で。でも、応援してくださる方が多かったのに加え、良い状態で本番を迎えたいという強い気持ちをモチベーションに変えて頑張りました。私はトレーニングが好きだというわけでは決してありません。ただ、コンテストに出て勝ちたい。その気持ちだけなんです。たとえ好きではないことでも、目標次第で自分を大きく突き動かしてくれることもあるのですよ」 そんな「トレーニングが好きではない」福田さんが感じる筋トレの魅力とは。 「まず、自己肯定感が上がることは大きなメリットであると思います。特段ネガティブな方ではありませんでしたが、毎日鏡から体型が変わっていく様子を見るのは面白いですよ。そして、体型が変わることで着たい服がなんでも着られるようになるのは、日々の生活の中では一番うれしいことです。大会で出会った人と友達になり、新しいつながりが増えたことも良かったですね。トレーニング、大会出場はやって損はないと思います!」 福田さんの『コンテストが好き』という純粋な気持ちが続く限り、これからも最高のステージングで観客を魅了してくれるだろう。
【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
文:池田光咲 撮影:夏目英明