モルドバ大統領選、親欧米派が勝利 EU加盟加速も対立激化の恐れ
旧ソ連構成国モルドバで3日、大統領選の決選投票が行われ、親欧米派で現職のサンドゥ大統領が約55%を得票して再選した。今後、欧州連合(EU)加盟に向けて欧米との協力を一段と進める考えだが、来年に控える議会選を前に、親ロシア派との対立が激しくなる可能性もある。 【写真】ロシアの契約兵を募集する広告。「1年目のモスクワの契約兵への支払いは520万ルーブルから」と書かれている サンドゥ氏は4日未明、「投票を通じて強さと意志を示し、我々を屈服させようとした者に勝てると証明した」と勝利を宣言した。対立候補に投票した市民の声も聞いてきたと訴え、全国民のための大統領になると誓った。
朝日新聞社