通りを埋める「ドッコイセ」 福知山踊り、前半・後半でにぎやかに
京都府福知山市の夏の風物詩「福知山ドッコイセまつり」(実行委員会主催)が中ノの広小路通りで繰り広げられている。まつり前半は、12日にこども大会、14、15両日に連・一般の踊りがあり、多くの市民らが福知山踊りを楽しみ、夜遅くまで「ドッコイセ」の掛け声を響かせた。週をまたいで後半のイベントも企画されている。 一般の踊りが始まる14日には、市商工会館前でオープニングイベントがあり、福知山踊振興会や米傳福踊会などが踊りを披露。14、15両日は市役所、福知山城明智衆など総勢延べ12団体、約800人(主催者発表)の踊り手が集まり、16手振りを繰り広げた。徐々に見物客が増えていき、外国人の参加者や踊りの連に飛び入りで加わる人らでにぎわった。 まつり後半の23日は、広小路通りなどで午後7時から学生大会、8時からプラカードコンテストをする。最終日の24日は福知山駅北口公園で午後7時から市民総踊り大会を行う。
■元気いっぱい、声を合わせて「こども大会」
第38回ドッコイセこども大会は12日、広小路通りと御霊公園で開かれ、子どもたちによる27団体400人が参加。福知山音頭の地方演奏が響き、夕方の西日が照り付けるなか、元気いっぱいの踊りを披露した。 こども大会は、郷土芸能の福知山踊りを守り、次世代に受け継いでいこうと、福知山商工会議所青年部(伊東昌紀会長)が主催した。市、両丹日日新聞社など後援。 参加団体は、浴衣姿や剣道着、サッカーのユニホームなど衣装を統一。午後5時に大会が始まると、「ひとつでチョン、ふたつでチョン、みっつでチョンチョン」などと声を合わせて踊り、会場の祭りムードを盛り上げた。 大会に先立ち、子どもが楽しめる企画として、おばけ屋敷や水遊びのスペース、キッズダンスのイベントもあり、夏の祭りを汗だくになって満喫した。 夜には、男性5人組人気ヒップホップグループの「nobodyknows+」らによるライブがあり、御霊公園に多数の人が来場。ノリの良い曲「ココロオドル」などを披露し、会場は最後まで熱気に包まれた。