3つの戦略でバスの居場所を突き止めろ! メガバスルアーで攻める『シャローカーバー』
全国各地のバスフィールドでいよいよスポーニングは本格的に行われているだろう。とはいえ、バスという魚がすべて同時に産卵するわけではなく、個体差や天候の変化によってその進行度合いは実に様々だ。今回はそんな日替わりとも言える春のバスの居場所を突き止めるために、シャローカバーを中心とした3つの戦略を紹介しよう。 【画像】メガバスルアーで攻める『シャローカーバー』写真ギャリー
小松友哉
こまつ・ともや/1996年生まれ千葉県出身。印旛沼で覚えたカバー絡みの釣りを得意とする根っからのシャローマン。ヒューマンアカデミーフィッシングカレッジ出身で、当時講師だった野村俊介さんや印旛沼で活躍する先輩・川又圭史さんの紹介もあり、中学生時代からの大ファンだったメガバスのサポートをうけることに。昨年に引き続き2024年もJBトップ50に参戦する生粋のトーナメンターだ。好きなメガバスルアーは「ナックルLD Jr.」
カバーを中心に3タイプのバスを狙い分ける
小松さんの狙いはこうだ。 春を意識して、シャローカバーに上がろうとする、いわゆるプリスポーン的なバスはやる気もあり、クランクベイトをカバーに絡めて狙っていく。 一方、よりスポーニングを意識し、さらにシャローへ、つまりカバーの奥に入り込んでいくバスに対してはカバー撃ちでアプローチ。 その中間体な位置をウロウロしていたり、やる気の無いバスをしっかり食わせたいならヘビダンの出番となる。
戦略1:カバークランキング/やる気のあるバスをクランクのパワーで一網打尽!
シャローカバーに対して少し内側でベイトが来るのを待っていたり、その付近で捕食しているバスを狙のなら「SR-Xグリフォン」の出番となる。小松さん流のカバークランクの肝はとにかくルアーを暴れさせないこと。優しくカバーにコンタクトさせたら一瞬リーリングを止めることでカバーを回避させていく。また、春のバスはトレースコースもシビアなため、一つのカバーに対しても様々な角度から攻めるのがオススメだ。 狙うべきは岸際にある様々なカバー。リップの大きなクランクベイトはカバー回避性能が高いため、そうそう根掛かりしない。沈んだ倒木やその枝程度であれば余裕で通過できるはずだ。ヘビーカバーの中にいれるのは流石に難しいが、クランクベイトならその外側のライトな部分にコンタクトさせるだけでも十分カバーについたバスにアピールできるのだ。 シャローカバーに対して様々な角度からアプローチする小松さん。岸際にはオーバーハングも多いため、オーバーヘッドキャストからサイド・バックハンド、ピッチングといった様々なキャストを使い分ける。そのための投げやすいタックル選びも重要だ。 【小松さんのカバークランクタックル】 ●ロッド:デストロイヤー F3-610X飛燕(メガバス)●リール:アルデバラン(シマノ)●ライン:FCスナイパー10lb(サンライン)