民間企業の平均給与は「460万円」に。「正規」と「非正規」で見ると大きな「差」が…
「正社員と同じ仕事をしているのに、非正規というだけで年収が低い」と悩みを抱える人もいるかもしれません。 ◆【推移表】過去10年間の平均給与を「全体・正規のみ・非正規のみ」でチェック では、実際に正規社員と非正規社員ではどれくらい年収に差があるのでしょうか。 本記事では、先日公表された「令和5年分民間給与実態統計調査」を基に、正規社員・非正規社員の給与の違いを解説します。 過去10年間の給与推移も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
民間企業の平均給与は「460万円」で3年連続上昇へ
まずは、正社員と非正規社員を合わせた平均給与がいくらかなのか確認しましょう。 国税庁官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、過去10年の民間企業平均給与(正規社員と非正規社員計)は以下のとおりです。 ●平均給与の推移 年 平均給与 ・2014年 421万円 ・2015年 423万円 ・2016年 425万円 ・2017年 434万円 ・2018年 439万円 ・2019年 438万円 ・2020年 435万円 ・2021年 446万円 ・2022年 458万円 ・2023年 460万円 2023年の平均給与は460万円です。また、2020年から3年連続で平均給与は上昇しています。
正規社員の給与水準を確認
次に、正社員のみに焦点を当てて平均給与を確認してみましょう。 国税庁官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、過去10年間の正社員の平均給与は以下のとおりです。 ●平均給与の推移(正規社員) 年 平均給与 ・2014年 489万円 ・2015年 494万円 ・2016年 496万円 ・2017年 499万円 ・2018年 507万円 ・2019年 508万円 ・2020年 502万円 ・2021年 516万円 ・2022年 523万円 ・2023年 530万円 2023年の正社員の平均給与は530万円です。やはり、正社員の給与水準は高くなっています。 また、正社員の平均給与も3年連続で上昇中です。