「何より大事なのはノウハウの蓄積」震災から時間がたっても“防災意識”高める取り組み 兵庫の企業が「おいしい非常食」「防災備蓄できる自販機」
■「何より大事なのはノウハウの蓄積」と長年政権を取材してきたジャーナリスト
非常食を日常から使うことによって、非常時と平時の境をなくすことが、備えにつながっていく。 政治ジャーナリスト 青山和弘さん:やはり震災から月日がたっていくと、ちょっと意識が薄れる時もあると思うんですけれど、いろいろな進化・改良をすることで、何かあった時も対応がより良くなっているという、非常に大事な努力だと思います。 災害に対峙する政権を長年取材してきた政治ジャーナリストの青山和弘さんは、日本政府の対応について次のように述べた。 政治ジャーナリスト 青山和弘さん:私は阪神・淡路大震災のとき、時の村山総理の担当記者だったんですけども、あの頃本当に政府に情報が入っていなくて、村山さんも相当右往左往した対応となりました。それから危機管理センターというのが官邸にできたりして、少し進化したんです。 政治ジャーナリスト 青山和弘さん:だけども東日本大震災の時はまたパニック状態に陥る。それによって少しずつ対応は良くはなってきているんです。ただ何より大事なのは、対応そのものよりもノウハウの蓄積なんです。人が変わってしまって、またゼロからとなると、どんなに体制を整備しても意味がないことにもなります。 政治ジャーナリスト 青山和弘さん:ノウハウをどう蓄積していくか。そのために石破さんも『防災庁』というのを作って、ずっとノウハウを蓄積するような組織を作ろうとしているんです。この辺り、民間企業も、我々も一緒に考えていく必要がありそうです。 私たちの防災意識を高めるために、例えば年末の大掃除の時に、改めて家の中の防災を見直すきっかけにするの一つの手だろう 。 (関西テレビ「newsランナー」 2024年12月18日放送)
関西テレビ