原因はシャワー? 「無駄遣いしてないのに貯まらない人」が自覚すべきこと
私自身の経験でいうと、学校で行事ごとに販売される写真を、毎回買うのを見直しました。集合写真は「記念だから」と思って買っていたのですが、私も子どももほぼ見返しません。1枚ぐらいならいいですが、1年に何枚買っても写っているメンバーは同じですし、値段も高い。なので、買わないことにしました。その代わり、楽しそうな雰囲気のスナップを5枚だけ買うことに。それも、自分が見に行けない修学旅行などだけです。運動会や学芸会などは、親が撮影できるので学校で販売されるものは買いません。 また、我が家では毎年イヤーアルバムを作成しています。1年分の写真を厳選して1冊のアルバムにするのです。学校で購入するスナップ写真はイヤーアルバムに入れて、いつでも見られるようにしています。 イヤーアルバムは1冊5000円くらいするのですが、このルールにしてから、写真代が大きく下がり、ほかがラクになりました。 出費をひとつずつ見直していけば、必ず改善の余地がある部分が見つかります。1万円の無駄を見つけるのは難しくても、500円、1000円の無駄はけっこうあるものです。こうした小さな無駄が、全体を苦しくする原因となっていくので、丁寧に取り除いてください。年間で5万円、10万円の潤いは、すぐにつくれます。 【著者】 橋本絵美 福岡県出身。慶應義塾大学商学部卒。2男4女を育てる大家族ファイナンシャルプランナー。お片づけプランナーとしても活動中。相談を受ける中で得た知恵と自身の経験を生かした家計改善術や共働きパパママ、ワンオペママを中心に生活がラクになる片づけ、家事のアドバイスが好評。
橋本絵美(ファイナンシャルプランナー)