熊本放送

熊本県玉名市の民家で、女性の首を絞めて殺害しようとしたなどして罪に問われている男の裁判員裁判で、熊本地方裁判所は求刑通り懲役18年の判決を言い渡しました。 【写真を見る】「口封じのため」女性の首を絞め家に放火・殺人未遂の罪で男に懲役18年　被害女性「判決があまりに軽すぎる」 判決を受けたのは、玉名市のアルバイト従業員、吉田修（よしだ おさむ）被告（40）です。　 判決によりますと、吉田被告は2023年12月、玉名市の民家に侵入し、この家に住む70代の女性の首を絞め殺害しようとした後、家に火をつけ全焼させたものです。 吉田被告は初公判で起訴内容を認めていました。 9月20日の判決で熊本地裁の中田幹人（なかた まさと）裁判長は、「口封じのため被害者の首を3回絞め殺害しようとし、灯油をまき、被害者の家を全焼させた犯行は、自己本位かつ身勝手というほかない」と非難した上で、「執行猶予期間中の犯行で、被告が社会に復帰した後に適切な監督がなされることも期待し難い」として、求刑通り懲役18年の判決を言い渡しました。 被害者の女性は代理人弁護士を通じて「判決があまりに軽すぎて、納得できません」とコメントしています。