9組12人が農業の現場を見学 移住セミナーの第2弾で 南房総と館山(千葉県)
南房総市と館山市は、移住就農者向けの「農家現地見学会」を両市で開いた。県北部をはじめ東京都や神奈川県などから、移住、2地域居住、就農に関心のある9組12人が参加。花や野菜のほ場を見学したり、農家から就農のこつを聞いたりして、イメージを膨らませた。 移住を推進しようと、両市がコラボレーションして実施した。11月に東京で開いた「移住セミナー」の第2弾で、南房総・館山エリアで、実際に移住就農した“先輩”が取り組む農業の現場を見てもらおうという目的。 参加者たちはバスで両市を巡り、食用ナバナやカレンデュラ、スナップエンドウのほ場を見学。それぞれのほ場では、農家から生産や収穫の方法、流通、事前の準備の大切さなど、南房総・館山エリアで就農するためのこつについて話を聞いた。 また、食用ナバナの摘み取りを体験した他、道の駅「富楽里とみやま」の直売所も見学した。 日程の最後で行った振り返りのミーティングで、参加者は「就農に向けて課題発見につながった」「農家の方から直接話を聞くことができて、とても参考になった」などと感想を語っていた。