「うちの子になりたいのなら、中におはいり」玄関ドアを開けて呼びかけると…!? 愛猫の死がきっかけで出会った「人間の言葉が分かる猫」
猫の通訳
現在、マイケルくんは猫エイズが発症し、随分体がつらい状態です。せっかくOさんの家で快適に過ごせるようになったのに、神様は無情です。でも、マイケルくんはOさんを信頼して病院へ嫌がらず通います。Oさんは懸命に生きようとするマイケルくんを必死にサポート。 病院の待合室で、Oさんとマイケルくんはたくさんお喋りするんです。ここでは三兄妹がおらず、ふたりきりだから。たくさんお喋りをして、仲を深めています。Oさんは随分と軽くなったマイケルくんの体を撫でながら、何度も言うんです。 「うちに来てくれて有難う」 マイケルくんは何度も静かにまばたきをします。この穏やかな時間は、猫に人間の言葉は分からないと固定概念にとらわれていては得られなかったでしょう。 バロンくんはこの様子がお空から見えているかな。もし見えているなら、マイケルくんをもう少しOさんのもとにいさせてあげて。まだマイケルくんは、Oさんのもとにいるべきなんだよ。だって、Oさんはバロンくんの分までマイケルくんを幸せにしたいと考えて、奮闘しているのだから。 (まいどなニュース特約・ふじかわ 陽子)
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