【韓国ドラマ】Netflixの申し子ソン・ガンが熱演!嬉しくも悲しく、熱くて切ない名作ドラマ
蝶のように舞う主演2人の極上マリアージュ
186cmの高身長に、小玉スイカのような小さな頭。スラリと伸びた長い手足に、どこかあどけなさの残る顔……。そんなソン・ガンが演じているのは、溢れんばかりの才能を持ったバレリーノ、チェロクです。第1話での彼の登場シーンは、ため息しかでない静謐さ。 薄暗いダンススタジオに差し込んだ優しい光。その先には、長い手足を広げ、高く舞い上がるチェロクが。その姿はスタジオという暗く狭い場所から、光に満ちあふれた大空へ飛び出そうと羽ばたく蝶のように舞い踊っていて……。 この幻想的なシーンは、ドクチュルのみならず、視聴者の心をも奪うことでしょう。 素晴らしいダンスを披露しているソン・ガンは、本作に出演するまでバレエ経験がなかったとか。本作を機に、約半年間の練習を重ねて身につけたそうですが、短期間で魅惑の舞いをマスターしたソン・ガン、恐ろしい子!
一方、パク・イナンが演じているドクチュルは、バレエスタジオの門を叩いたものの、当然、最初は全然踊れなくて、基礎動作とストレッチばかりなのですが、どうみても素人のそれなんですね。しかしドクチュルは、47コも年下のチェロクを“師”として敬い、厳しい練習にも必死に食らいつき、自主練習も欠かさず、真剣にバレエと向き合います。 その一方で、チェロクのマネージャーとしてのドクチュルは、持ち前の勤勉さで、毎朝のコールはもちろん、コンディションや練習量、食事などを事細かに記録。さらに風邪をひけば、家を訪ねておかゆを作り、薬やおかず、梅エキスといった体にいいものもしっかりと差し入れるなど、渾身のサポート。 スランプでやさぐれモードになっているチェロクから見れば、ただのお節介にしか思えないのですが、次第にお節介は真心となって、孤独と不安で隙間だらけだったチェロクの心を埋めていくのです。また、ドクチュルがバレエに挑む真摯な姿が、チェロクの心に情熱の火を灯していき、二人の間に特別な絆を結んでいくのです。