小松寅吉と小林和平 石工の名工2人の足跡をたどる 2日から福島県石川町で展示会
現在の福島県石川町出身の石工で、明治に活躍した小松寅吉と、昭和にかけて活躍した小林和平の卓越した技量を紹介する企画展「〝名工〟寅吉・和平は斯く生まれた!~二人の石工誕生の歴史を古文書から探る~」は2日、石川町歴史民俗資料館イシニクルで始まる。来年1月13日まで。 2人の作品や写真、立体モデルを展示する。使用していた道具や江戸期の古文書などを並べる。現代彫刻界からも評価される寅吉と和平の技の形成過程や足跡をたどる。 ギャラリートークは4、23、12月7の3日間を予定している。企画展来場者は参加できる。時間はいずれも午後1時30分から。 12月1、14の両日午後1時30分から、町共同福祉施設ホールで講演会を開く。初回は「迎角から見た小松寅吉と小林和平の造形性」、2回目は「寅吉・和平・高遠石工を追って」をテーマに催す。講演会は入場無料で事前の申し込みも不要。 企画展の観覧料は一般300円、高校生以下150円、未就学児無料。時間は午前9時から午後5時まで。毎週月曜と、12月28日から来年1月4日までは休館。問い合わせはイシニクルへ。
(県南版)