沖縄・名護市辺野古 海底の地盤改良工事に着手 防衛省
日テレNEWS NNN
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古で、防衛省は埋め立てを予定する海底の軟弱な地盤を改良するための工事に着手しました。 辺野古沖では28日午後、防衛省が調達した「トレミー船」と呼ばれる作業船が、海底に一定の厚さで砂を敷く作業を始めました。 今後、大型の地盤改良船で海底に打ち込んだ筒に砂を流し込んだり、流し込んだ砂を締め固めたりして、「砂ぐい」をつくり、地盤を強化する工事が予定されています。 この工事は去年12月、国が沖縄県に代わって設計の変更を承認する「代執行」を行ったことで、実施が可能になったもので、防衛省は埋め立てに先立ち、合わせておよそ7万1000本の砂ぐいなどを海底と海岸に打ち込み、地盤を改良する計画です。