FIRE達成者7人が教えてくれた、「貯金」に関する最も賢いアドバイス(海外)
最初の小さな蓄えをつくるために、懸命に働き、多くを犠牲にする
200万ドル(約3億円)の資産を築いて28歳で退職したJP・リビングストン氏は、お金がまったくないのと、お金が少しだけあるのでは、その違いは「驚くほど大きい」と Business Insiderへの投稿で 指摘した。 「お金が多ければ多いほど、選択肢が増える」と彼女は書いている。「優れた選択肢が増えるのだ。お金は増えれば増えるほど、巨大な富に向かうスピードも速くなる。お金がお金を生むので、最初の小さな蓄えをつくるために、懸命に働き、多くを犠牲にすることに価値があるのだ」 たとえば、彼女は富を蓄積してきたおかげで、大手銀行の個人顧客として住宅ローン金利の割引を受けることができた(住宅ローンの割引は個人顧客であることの特典)。その資格を得るために、長期保有株の一部をその銀行が管理する口座に移した。 蓄積してきた資産があったため、ローン期間全体にわたって30万ドル(約4500万円)分の割引を得たうえに、証券会社の契約ボーナスを利用することもできた。 「最初の1万ドル(約150万円)、2万ドル(約300万円)、あるいは10万ドルをためるために、あらゆる努力をしよう」とリビングストン氏は書いている。「それが雪だるまとなって、富が予想よりも速く膨らんでいくだろう」
稼いで、ためて、投資する
「 ESI Money 」というパーソナルファイナンス系ブログを運営し、52歳で300万ドル(約4億5000万円)の資産を築いて退職したジョン氏(フルネームは明かしていない)は、過去数年で100人のミリオネアを取材した。 ジョンは あるブログ記事で 、その取材から学んだことを発表し、彼らが富を築くために用いていた単純な戦略を明かした。 「取材したなかには、ひとりやふたりぐらいは運がよかった人もいたが(スタートアップで働いていて、その会社が大きくなってストックオプションが支払われた、など)、彼らのほとんどは昔ながらの方法で富を築いていた。たくさん稼いで、たくさん貯金して、長期的に投資していたのだ」と、ジョン氏は書いている。 そして、こう付け加えた。「彼らは時間をかけて堅実にお金を動かし、最終的に裕福になったのだ」 とても単純に聞こえるが……実際に、単純な話なのだ。 「豊かになるのは簡単だ。何年も、収入と支出のあいだにギャップをつくればいい」。さらにこう書いている。「莫大な遺産も、株式に関する裏情報も、必要ないのだ」