全仏OPベスト4のシナー。アルカラスとのライバル関係は「とてもエキサイティング」<SMASH>
テニス四大大会「全仏オープン」(フランス・パリ/クレーコート)の男子シングルスで準決勝に進出した第2シードのヤニック・シナー(イタリア/世界2位)は、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)に6-2、3-6、6-3、4-6、3-6のフルセットで敗退。同大会初の決勝進出はお預けとなった。 【動画】新世代を担う2人が激突!アルカラスとシナーの全仏OP準決勝ハイライト 試合後にシナーは、「素晴らしい試合だった。彼が取ったセットでは、彼の方が重要なポイントでよりよいプレーをしていた。それが鍵だったと思う」と、アルカラスとの4時間超えの激闘を振り返った。 また、「このような結果になったことにはがっかりしている」とした一方で、「これは成長の過程の一部だ」とも。「大会前に考えていたことを思い返すと、もちろん満足しているよ。さらに上を目指してベストを尽くし、この大会で自分が何ができるのかを見定めていきたい。去年より成長していることは確かだ」と、今回の結果を前向きに捉えている様子だ。 今後のテニス界の双璧を成すであろう両者だが、シナーはアルカラスとのライバル関係について「とてもエキサイティングなこと」と語っている。 「僕たちはこれからも準決勝や決勝といった重要な試合でたくさん対戦することになるだろう。それが接戦にでもなれば、テニス界全体への刺激にもなるだろうね。勝者は喜び、敗者は勝つ方法を模索する。それはとてもエキサイティングなことだ」 「僕らはお互いによく研究している。対戦を重ねて少しずつお互いを理解していく中で、様々なプレーを想定しながらプランを混ぜ合わせ、コート上での選択肢も増えていく。次の対戦は確実に違うものになるだろうね」 大会後には、イタリア人として初の世界ランク1位に立つことが確定しているシナー。次戦は現地6月15日から開幕の「テラ・ウォルトマン・オープン」(ドイツ・ハーレ/芝/ATP500)に出場し、その後は今季グランドスラム3戦目の「ウインブルドン」(7月1日~14日/イギリス・ロンドン/芝)に臨む予定だ。 構成●スマッシュ編集部
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