浜名湖での釣果はいかに! 0円ダンゴ釣りで一番釣れる魚種はフグだった!?
ダンゴ釣りという釣りスタイルをご存じでしょうか。針の先につけた餌を、「ダンゴ餌」と呼ばれる一回り大きな餌でくるむのがダンゴ釣りの技法。通常は魚が集まるように、ダンゴ餌に「さなぎ粉」などの魚の好物を入れておきます。しかし釣り動画を多く投稿する井嶋あきらさんのチャンネルでは、ヌカと砂だけを使った「0円ダンゴ釣り」の様子が公開されていました。 【写真】糠と砂を使った0円ダンゴ釣り技法を見る(全5枚)
「0円ダンゴ」で何が釣れるのか?
「まだ暗い早朝から真冬の浜名湖で0円ダンゴ釣り」と題された今回の動画。あきらさんは、2月下旬の早朝に浜名湖へと向かいます。風もあり気温も低く、まだ周りは真っ暗。しかし、すでに何人もの釣り人がそれぞれの場所に陣取っていました。「みんな凄いなあ」と感心しつつ、あきらさんも釣り道具を並べて準備を開始。浜名湖の水をくみ、ヌカと砂に混ぜ合わせていきます。 周りが段々と明るくなってきたところで、いよいよ釣り開始。ダンゴを丸く整形し、針の先につけたら湖へ投げ入れます。ダンゴは竿を振るのではなく、「だんご(投げ)杓」と呼ばれる大きめのスプーンのような道具で投げ入れるのが定番。 冬の冷たい波しぶきを浴びながらしばし待っていると、ダイワの竿「リバティクラブ 磯風 1.5号-53」がしなりました。さっそく引き上げますが、どうやらこれは浜名湖の波の仕業だったよう。再度ダンゴを投げ入れて待機します。
「キタッ!」しなる竿の先にかかっていた魚とは?
風が強く、波が右方向に波打つ中でしばらく待つあきらさん。すると、次の瞬間、「きた!」と急いでシマノのスピニングリールを回し始めました。かかった1匹目は、ヒガンフグ。2、3匹目もクサフグなどのフグが続きます。
「ウマっ」本日の釣果をしゃぶしゃぶに!
空の色もすっかり綺麗な青色に変わったころ、ウキの動きに変化が。素早く釣り上げると、鮮やかな青色の大きなグレがかかっていました。「やっとだよ……」とつぶやきつつ、針を外していきます。 ダンゴのタネもなくなり最後の一投。クイッとウキが沈み大物への期待が高まりますが、釣り上げると残念ながらまたフグでした……。今回はフグが多かったものの、あきらさんは十分満喫できた様子です。 あきらさんの動画は、釣れた魚を捌き、美味しそうに食べるシーンがあるのも人気の理由のひとつ。大きいので皮が少し固そうですが、お皿いっぱいにグレの淡泊な切り身が盛りつけられました。シンプルに鍋でしゃぶって口にしたあきらさんの、「ウマっ」のひと声から美味しさが伝わってきますね。グレの出汁がたっぷり染み出たスープの雑炊も美味しそう。 視聴者からは「ウキの這わせ方、勉強になります」「しゃぶしゃぶも雑炊も美味しそう」といった声が上がっていました。あきらさんの釣りチャンネルでは、使っている道具の詳細も紹介されています。動画で釣りの素朴な楽しみ方や釣法をチェックしてみてはいかがでしょうか。
野中陽平