ジオラマだから光らせたい!電飾を組み込むために窓を自作【達人のプラモ術<ハーバータグボート>】
今回は船体の製作と、ジオラマにするなら光らせたい!ということで、電飾(LEDを使った船内のライト点灯)を組み込んでいきます。 【製作風景を画像で詳しく見る】 近年はホビー用のLEDやスイッチ付きの電源ボックスなどが発売されており、はんだ付けなどのスキルがなくても電飾を気軽に楽しめるようになりました。今回、窓を点灯したのは操舵室とキャビンです。
■操舵室の製作
前回も書きましたが、今回のキットはアメリカの模型メーカーRevell社から1973に発売されたものです。現在でも現行品として発売されているものですが、基本中身は1973年当時のものと変わっていません。国内プラモメーカーでも、50年発売され続けているロングセラーキットは結構あります。半世紀以上同じ商品が販売され続けているのもプラモデルの凄いところだと思います。 とは言うものの、さすがに最新のキットのようにパチピタというわけにはいきません。精度もそれなりなので、パーツの修正、パテを使っての隙間や段差の修正は必須作業になります、まぁそれがまた楽しいのですけれどね。 ハーバータグボートのキャビンは2階建てになっており、上が操舵室で下が船室ですが、キットは残念ながら室内は再現されておらず、というか操舵室も船室も窓ガラスすら省略されています。 今回は電飾で室内を点灯するので、窓ガラスがないのは困ります。そこで、透明プラ板(0.2mm)で窓ガラスを自作しています。室内が再現されていないので透明プラ板をヤスリで研磨してすりガラスにしています。
■光漏れ対策がポイント
キットの操舵室は4枚のパーツを組みあわせてカタチにするのですが、パーツの精度が低いので合わせ目に隙間ができてしまいます。 今回のような電飾ではこれが困りもので、隙間は光漏れの原因になってしまいます。なのでパーツをしっかりと擦り合わせて、なおかつ合わせ目は瞬間接着剤パテで隙間ができないように組み立てていきます。 またキットのパーツは赤のプラ材で成型されているので、そのままではLEDの光が透けてしまうため、裏側から黒サーフェイサーで塗装して光が透けいないようにしておく必要もあります。