『素晴らしき哉、先生!』涙ながらに語る小宮璃央にもらい泣き 葉山奨之のまっすぐさも
光源(小宮璃央)が涙ながらに父・勝次(永井大)に語る姿に思わずもらい泣き
正直、これまで山添(葉山奨之)のことを頼りないと思っていた部分もある。ポジティブだと言えば聞こえがいいが、悪く言えば何も考えていないというか。あまりにも楽観的すぎるというか。でも、山添の素直さやまっすぐさは、他人の心を大きく動かすことがあるのかもしれないと思えてきた。 授業をサボったり、人目を盗んでタバコを吸ったり、挙句の果てには無免許運転までやらかしていた光源。山添のしつこすぎるほどの声かけに対しても、「俺に構うなよ」などとあしらうような態度を取っていたが、父の勝次(永井大)の前で「4月からの副担がさ、スッゲェ若いんだけど、スッゲェ俺のこと気にかけてくれてて……」と涙ながらに語る姿を観て、思わずもらい泣きをしてしまった。光源は、「俺に構うな」と言いながら、心のなかでは「本当はもっと気にかけてほしい」「諦めないでほしい」と心のなかで叫んでいたのだな……と。 高校3年生ということもあり、進路に迷う3年C組の生徒たち。未来のことなんて、進んでみなければ分からないけれど、少しでも幸せになれるかもしれない……と思える方を選んでほしいと思う。
菜本かな