大岩義明&戸本一真が中部スポーツ賞特別賞 〝初老ジャパン〟のネーミング「馬術を知ってもらうためにも良かった」
中部運動記者クラブは10日、今年の中部スポーツ賞の正賞に、パリ五輪で金メダルに輝いたレスリング女子53キロ級の藤波朱理(日体大)とフェンシング男子エペ個人の加納虹輝(JAL)、そしてパリ・パラリンピック競泳男子で4個のメダルを獲得した鈴木孝幸(ゴールドウイン)の3人を選出した。特別賞はパリ五輪総合馬術団体で銅メダルに貢献した大岩義明(nittoh)と戸本一真(日本中央競馬会)。功労賞には社会人野球トヨタ自動車で長く活躍し、今夏に引退した佐竹功年投手が選ばれた。 表彰式は10日に名古屋市内のホテルで5年ぶりに開催され、馬術団体の大岩と戸本が出席。トロフィーを受け取り、会見を行った。「初老ジャパン」のネーミングで一躍、脚光を浴びた馬術。48歳の大岩は「いろいろな方にキャッチーだったのかなと。インパクトもあって、競技を知ってもらうためにも、我々にとってすごくよかったと思います。逆に『あれ、初老じゃね?』と名前の方を覚えてもらってなくて」と笑顔でコメント。 41歳の戸本も「ネーミングと3位という結果、両方あったことで馬術を注目してもらって、うれしいし、気に入っています」と話すと「お世話になった方にメダルをもってお礼にいけて、恩返しできたというか。五輪は、みんなを幸せにする力があると感じます」と言葉に力を込めた。