早田ひな、メダルを胸に地元・福岡へ帰郷「うれしい報告ができてよかった」
パリ五輪の卓球女子団体で銀メダル、シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな(24)=日本生命、北九州市出身=が9日、初出場の五輪での経験を前向きに振り返った。福岡県庁を訪れ、二つのメダルを胸にかけ、服部誠太郎知事らに活躍を報告。「目標の金メダルには届かなかったけど、いろんな経験をして、いろんなことを学んだ」とうなずいた。 ■笑顔、涙、抱擁…早田ひな激動のパリ五輪【写真多数】 早田は混合ダブルスを含む3種目で目標の金メダルには届かなかったが、大会中に左手首を痛めながらも奮闘した。患部には包帯が巻かれており「まずはけがを治して皆さんの前でプレーしたい」と先を見据えた。地元の北九州市では、11月に世界ランキングの上位選手で争う国際大会「WTTファイナルズ」が開催される。「たくさんの人に来てもらいたい。自分もいい準備をして、結果を出したい」と意欲を示した。 国際大会を転戦する日々が続くこともあり、地元に戻る機会をつくることが難しいという。「この数年、なかなか福岡に帰っていない。こういった形で地元に帰って、うれしい報告ができてよかった」と笑顔で話した。(松田達也) 【#OTTOパリ五輪情報】
西日本新聞社