中国 証券行政機関トップを交代 株安を理由に更迭か
中国で株価の低迷が続く中、政府は証券行政を担う機関のトップを交代させたと発表しました。株安を理由に更迭されたとの見方も出ています。 中国政府は7日、証券行政を担う証券監督管理委員会のトップ・易会満主席を交代させたと発表しました。後任には、上海市共産党委員会の呉清副書記が就任するということです。 中国では、経済の先行き不安から株価の下落が続いていて、代表的な株価指数「上海総合指数」は今月5日まで、6日間連続で下落しました。 こうした状況を受けて、証券監督管理委員会は保有していない株式を借りて売却し、利益を得るいわゆる「空売り」の悪質な例を摘発することなどを盛り込んだ市場安定化策を発表しました。 その後、株価指数は上昇に転じましたが、先行き不透明の状況は続いています。今回の交代は、株安を問題視した習近平政権による更迭との見方が出ています。