【ヤバい】30代以上男性の7割が歯周病!専門家に学ぶ正しいデンタルケアと歯ブラシの寿命
ハブラシの角度を確かめながら、一本一本丁寧にブラッシング
ーー具体的に正しいデンタルケアのコツを教えてください。 まず、ハブラシによるブラッシングのコツとしては以下の3点があげられます。 [1]軽い力でみがく [2]小刻みに動かす [3]一本ずつみがく 力加減としては、ハブラシの毛先が広がらないぐらいの軽い力でみがくようにしてください。強すぎると毛先が開き、汚れを効率よく落とせなくなりますし、ハグキを痛めることもあるからです。 小刻みにハブラシを左右に動かしながら、一本ずつみがく意識でブラッシングしていきます。このとき、ブラシの毛先が歯にきちんと当たっているか、毛先の角度を鏡などで見て確認してみることも大切です。 また、みがき残しがないよう、「外側→内側→最後に噛み合わせ面」といったように、自分で手順を決めくことが効果的です。 ーー歯をみがくタイミングや、みがくベストな時間は? 「歯みがきは3分間」と思われている方もよくいらっしゃるのですが、一本ずつ丁寧にみがく意識を持つと、実は3分間で全ての歯をみがくのは難しいことに気がつきます。 そのため「最低3分はみがく。できればそれ以上」という意識に切り替えることが大切です。 磨けたかどうかを確かめる簡単な方法は、歯の周りを舌で舐めてみて、ザラつきやネバつきがないかどうかです。あくまで目安ですが、ザラザラを感じないところまで磨いてみましょう。 歯をみがくタイミングは、毎食後がおすすめです。特に重視していただきたいのが就寝前。就寝中は唾液の分泌が少なくなり、細菌が増殖しやすくなります。 昼間は仕事などで忙しいという方は、洗口液などで口をすすぐだけでも変わってきます。ぜひ試してみてくださいね。 ーーその他に気をつけたほうが良いことはありますか? 歯みがきはとても大切ですが、実はブラッシングで除去できる歯と歯の間のプラークは約60%程度です。しかしハブラシに加えて歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、90%近いプラークを除去することができます。 使い分けとしては、歯と歯の隙間が比較的大きい方は歯間ブラシ。隙間が狭く歯間ブラシが入らない方はデンタルフロスがおすすめです。ただし、歯間ブラシやデンタルフロスは使い方を間違えるとハグキを傷つける原因にもなります。まずは歯科衛生士などから正しい使い方を教えてもらうことも必要です。