【南 沙良】大河ドラマから濃密な大人の恋愛ドラマまで引く手あまた! 独占インタビュー[
ーー沙良さんの演技からは人見知りっぷりが1ミリもうかがえず、プロマインドを感じます。ご自身はどのように役作りと向き合いましたか? 沙良さん:撮影前はあれこれ考えず、現場に入ってから“行ってみて、演じてみて。”という感じでした。監督やキャストのみなさんとお話しするなかで、立ち回りを組み立てていった感じです。私はどちらかというと現場のムードに「ハイ!」と素直に従うタイプなのかもしれません。 ーー中川龍太郎監督は映像界で“気鋭のホープ”と期待されている方ですが、どんな方でしたか? 沙良さん:すごくやりやすかったです。考えていることがすぐ顔に出るんですよ。「お腹すいたんだろうなー」とか「今、眠いんだろうなー」とか、わかりやすく素直で、おもしろくて、不思議な方でした。 ーー演じていていちばん印象的だったシーンは? 沙良さん:#1のラストシーンでしょうか。美羽が漣にうながされて石像を壊すのですが、彼女の気持ちが変化する大切な場面でもあります。本当はあんなことをしたらものすごく怒られるのでしょうが、像をガンガン叩いて壊すという演技が純粋に楽しかったです(笑)。
©️ AbemaTV, Inc. ーー流星さんと濃密に絡み合うシーンも本当に大胆で、とても驚く人が多いと思います。私は釘づけでした。 沙良さん:私にとってもあのようなシーンは初めてでした。うまくいかずに心配事が出てくるかなとも思いましたが、(インティマシーコーディネーターの)浅田(智穂)さんがいてくださり、流星さんもよく声をかけてくださったので、さほど緊張せずに臨めました。 ーー劇中ではさまざまなカップルによる愛や絆の形が描かれています。特に、咲先輩(朝倉あきさん)とメグ(夏子さん)の関係に対する美羽のスタンスに勇気づけられる人が多そうです。 沙良さん:本当にそうですよね。本作にはいろいろな恋愛の形が出てきます。どれが正解とか不正解とかはありません。観ていてすごく楽しいですし、さまざまな方に共感いただけるのではないかと思っています。 ーー出演作品をひとつずつ重ねるごとに大きく成長している沙良さんですが、本作で得たものがあればぜひシェアしてください。 沙良さん:台詞がそこまで多くない抑えた演技でも、美羽の心の繊細さを表現できたらいいなと思って演じていたので、ちょっとした目の動きや振る舞いで感情の揺れ動きを伝えることができていたら、とてもうれしいですね。