対無人機でウクライナ支援表明 上川氏、NATO基金に53億円
【キーウ共同】上川陽子外相は7日(日本時間同)、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪れ、クレバ外相と会談した。ロシアによる侵攻が長期化し、国際社会の支援疲れが表面化する中、支援を続ける日本の立場を伝達。会談後の共同記者発表で、ウクライナに対無人航空機検知システムなどを供与するため、北大西洋条約機構(NATO)の基金に新たに約3700万ドル(約53億円)を拠出すると表明した。 【写真】ロシア軍が使用したイラン製無人機「シャヘド」の残骸
上川氏は、ゼレンスキー大統領やシュミハリ首相を表敬訪問した。 昨年9月の外相就任後、上川氏のウクライナ訪問は初めて。事前の対外公表はせず、ポーランドから列車で入国した。