【マレーシア】産学連携強化へ、日本国際工科院が窓口開所
マレーシアのマレーシア工科大学(UTM)マレーシア日本国際工科院(MJIIT)は28日、首都クアラルンプールの同院内に大学と産業界との連携強化を目的に設立した「マレーシア・ジャパンリンケージオフィス(MJL)」を開所した。 MJIITで円借款・技術協力プロジェクトを実施する国際協力機構(JICA)は昨年4月、マレーシア政府とMJLの開設に向けた討議議事録(R/D)に署名。JICAとMJIITが同7月に設立に向けた取り組みを始めた。マレーシアと日本だけではなく、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本の大学と産業界との連携拠点としての機能の確立を目指す。 MJIITは、研究重視・研究室中心の日本型工学教育により、最先端の技術知識習得を促進することを目的に、JICAの円借款・技術協力プロジェクトとして、2011年9月にマレーシア工科大学のクアラルンプールキャンパスに開校した。JICAは、この円借款・技術協力プロジェクトの第3フェーズ(23年7月~28年7月)の核として、MJLを通じた産学連携の拡大を推進していく。