ドジャース・大谷翔平、3戦連発&7戦連続打点の絶好調男〝唯一の課題〟判明 三冠王へ鍵はインハイ攻略
そして迎えた三回無死一塁の第2打席。今度は初球に内角高めのボールゾーンへ真っすぐを投げた。大谷はこれも見送った。「ファウルを打たせてカウントを稼ぎたかった。インハイに真っすぐを投げればボール球でも手を出してくる、というリポートだったから」。大谷は次の外角高めの直球も見送り2ボールと打者有利のカウントに導くと、3球目の真ん中低めのスライダーを見逃さず、右中間席上段へ23号2ランを放った。
「(調子が)いいときはそこまで大きく(狙いを)張らなくても、ある程度カバーできる範囲が広い」と大谷は21日に話していたものの、この数試合は打席内のアプローチに明確な狙いが垣間見える。
例年調子を上げる6月はここまで打率・308(78打数24安打)、9本塁打、19打点をマーク。24日(同25日)から敵地でホワイトソックスとの3連戦に臨む。昨季は7試合で7本塁打を放った好相性の球団だ。4戦連発となれば自身初。8試合連続で打点と得点を挙げれば、球団では1958年にロサンゼルスに移転以降、78年のレジー・スミス(83、84年には巨人に在籍)を抜く球団新記録となる。
年間ペースは198安打、47本塁打、116打点、32盗塁。2012年のカブレラ(タイガース)以来の三冠王へ、上昇軌道を描き続ける。