【KNOCK OUT】鈴木万李弥が“究極打撃格闘技ルール”に初挑戦、対戦相手は大沢ケンジが「探して来る」TKFシーズン2は鈴木千裕vs.大沢ケンジに
KNOCK OUTのリアリティ番組『THE KNOCK OUT FIGHTER』(U-NEXT配信)のシーズン2が公開され、シーズン1の鈴木千裕チームvs.五味隆典チームに続いて行われるのは、鈴木千裕率いるチームKNOCK OUTvs.大沢ケンジ率いるチームHEARTSとなることが発表された。 【写真】勝敗無しのエキシビションマッチで中井りんと戦ったこともある鈴木 番組は両チームのコーチが選手を指導し、シーズン最終にチーム対抗戦を行うという次世代スター発掘プロジェクト。今回はキックボクシングルールではなく、“究極打撃格闘技ルール”のKNOCK OUT-UNLIMITEDルールで行われる。 UNLIMITEDルールとは、ヒジ打ち、パウンド、サッカーキック、踏み付け、グラウンドでのヒジ・ヒザありとMMAから関節・絞め技と寝技を省いた打撃格闘技。今回はアマチュア選手が対象のため顔面へのヒジ打ち、サッカーキック、踏みつけ、ヒザ蹴りは禁止される。 今回のテーマは「立ち技vs.MMA」で、“MMA原理主義者”を名乗る大沢ケンジは「ナメるなと思って。全てを使って勝つのが総合格闘技。立ち技だけとか簡単な話をしてもらいたくない」と言えば、鈴木千裕は「クロスポイントの打撃を活かしていかにMMAをミックスするかが勝負。オールラウンダー主義というよりも突出型主義ですね、こっちは」と言う。 これに大沢は「完全に思想の対決ですね。イデオロギー対決と言われたら負けられないですよ」と、思想と思想のぶつかり合いだとテーマを打ち出した。 鈴木チームは、鈴木と渡慶次幸平がクロスポイント吉祥寺で一から育てているプロMMAファイター志望のアマチュア選手たち、大沢も和術慧舟會HEARTSのアマチュア選手たちをそれぞれ用意。シーズン2の第1回では鈴木チームの出場候補が紹介され、30日公開の第2回では大沢チームの出場候補が紹介される予定。 その中で、鈴木千裕から「女子の試合も入れたい」との提案があり、鈴木の推薦を受けて出場するのは鈴木万李弥(クロスポイント吉祥寺)に決定。 鈴木は空手のバックボーンを持ち、2016年にキックボクシングでプロデビュー。MMAとの二刀流ファイターでHEATやパンクラスに出場、エキシビションマッチながら中井りんとも対戦経験を持つ。流血もいとわない激しいファイトを信条とし、付いたキャッチフレーズは“流血のマドンナ”。そのルックスも含めて多くのファンからの人気を集めている。 K-1 GROUPには2022年3月から参戦。クロスポイント吉祥寺に移籍して2023年7月に1年1カ月ぶりの試合を行ったが、☆SAHO☆に敗れK-1グループで初黒星。10月の「第6代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」では準決勝で麻央に敗れ連敗を喫したが、2024年4月にNA☆NAから延長戦で勝利をもぎ取った。7月には韓国でイ・ジウォンとアジア王座を懸けて対戦も敗れた。キックボクシング戦績は11勝(3KO)8敗、MMA戦績は2勝3敗。 大沢は鈴木万李弥が気持ちの強い選手だと聞き、「その気持ちの強さに負けない気持ちを持っている相手を探して来る」と宣言。プロの戦績を持っていることから、この試合のみ鈴木万李弥の相手はプロでも構わないということになった。大沢がどんな相手を用意してくるかが注目される。 また、大沢は6月に中村優作をKNOCK OUT-UNLIMITEDルールでKOした栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)に対しても「栗秋選手がまたやるならウチからも強いヤツを出してやってみたい」と、栗秋にもMMAファイターの強さを教えてやると話した。
ゴング格闘技