戸隠高原で遭難 散策に訪れた埼玉の30歳男性が道に迷い行動不能に 名所の鏡池近くで警察や消防が救助 冬山に必要な装備持たず 幸いけがは無し
長野市の戸隠高原で28日、散策に来た埼玉県の会社員の男性が道に迷って行動不能となり、警察や消防に救助されました。 遭難したのは埼玉県川口市の30歳の会社員の男性です。 警察によりますと、男性は戸隠神社奥社の参道や鏡池などを散策する目的で訪れましたが道に迷って行動不能となり、午後2時半過ぎに警察に救助を要請しました。 警察と消防が捜索に向かい、午後5時過ぎに戸隠山の展望で知られる名所の鏡池近くのトイレで寒さをしのいでいる男性を発見して救助しました。けがなどは無く無事ということです。 28日の戸隠高原は朝から雪が降り視界が悪い状態で、膝くらいまで積雪があったということで、散策路の木道なども雪に埋もれていました。 戸隠高原はきつい傾斜は少なく真冬でも多くの人がスノートレッキングに訪れますが、男性はスノーシューや登山靴、長靴などを履いていないなど今の時期に訪れるには不十分な装備だったということです。
長野放送
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