「200万県民」は過去形に…パルコ、井上、ヨーカドー、ライフ相次ぐ閉店【2024信州を振り返る(4)】「政治と経済」止まらないガソリン高「政治とカネ」で政党勢力図に変化も
この1年の出来事を振り返る、シリーズ2024年の信州。 今回は裏金問題などで揺れた政治や経済の話題をまとめます。 【写真を見る】「200万県民」は過去形に…パルコ、井上、ヨーカドー、ライフ相次ぐ閉店【2024信州を振り返る(4)】「政治と経済」止まらないガソリン高「政治とカネ」で政党勢力図に変化も 阿部守一知事: 「長野県人口200万人を下回るという形になると…」 今年2月に、およそ半世紀ぶりに200万人を割り込んだ長野県の人口。 県民: 「近くも空き家がいっぱいで、解体してきれいにするにもけっこうな費用もかかるし」 県民: 「なくなっちゃう?この地区がなくなっちゃうみたいな」 県民: 「Uターンで帰ってきてくれればいいけど、やっぱり不便だから」 県民: 「自治そのものが成り立っていくかどうか」 県世論調査協会の調査では、200万人を下回ったことについて、県民の半数近くは「やはり残念」と回答、驚きを示しす答えが続いた一方で、関心がないという人も…。 また男性よりも女性が県外に出て行ってしまう点については、「(大都市圏の方が)活躍する場所が多い」という声が7割、「男女差別の意識がまだ根強い」からという指摘も3割にのぼりました。 課題が積み重なるなかで、政治の世界は裏金問題に揺れました。 長野1区 若林健太議員(当時): 「多くの皆さんの信頼を裏切ることになり、大変申し訳なく心からお詫びを申し上げたいと思います」 旧安倍派を中心に政治資金の不記載が発覚しました。 岸田首相(当時): 「私が身を引くことであります」 支持率の低迷が続いた岸田総理が、総裁選への不出馬を表明。 逆風を受けた与党は、10月の衆院選で議席を減らし、県内の野党からは新人議員も誕生しました。 立憲民主党 福田淳太さん(長野5区 比例復活): 「自分が議員としてここ(国会議事堂の前)を歩いているのが、あらためて感謝の思いでいっぱい」 一方で引退する元議員も… 自民党 務台俊介さん(長野2区): 「議席を確保するという観点に立てば、これ(引退)が現実的ではないかというのが私の考え」 このほか東御市で選挙の報告会で飲食物の提供があったり、長野市では政務活動費を使った高額なお茶菓子や交通費の支給が問題となるなど、法令違反の指摘や倫理が問われる事態が起きました。 3月には北陸新幹線が福井県の敦賀まで延伸。 JR東海・丹羽社長: 「静岡工区の着工の遅れが名古屋開業の遅れに直結するものでありますので…」 一方、JR東海は2027年のリニア開業を断念。 川勝平太 静岡県知事(当時): 「不愉快な思いをされたなら誠に申し訳なく思います」 理由としていた静岡工区は知事が不適切発言で辞職したことで進み始めましたが、県内の工区でも、工期の延長が各地で明らかになりました。
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