フェルスタッペン、“トウ仲間”ヒュルケンベルグのサポートに感謝!「ポール獲得の助けになった」|F1エミリア・ロマーニャGP
F1エミリア・ロマーニャGPの予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)の存在がトップタイムを記録する助けとなったと振り返っている。 【リザルト】F1エミリア・ロマーニャGP 予選結果 フェルスタッペンとレッドブルはエミリア・ロマーニャGP初日、マシンバランスに苦しみ劣勢に立たされていた。しかし2日目には大きく状況を好転させ、予選でしっかりと速さを発揮した。 予選Q3ではマクラーレン勢とフェルスタッペンによるポール争いとなったが、フェルスタッペンはラストアタックでオスカー・ピアストリに0.074秒差のタイムを記録して最速となった。 フェルスタッペンは予選を振り返ると、ヒュルケンベルグから得られたトウ(スリップストリーム)が役立ったと語った。 「僕らは予選では“トウ・バディ”だったんだ」 ヒュルケンベルグによってもたらされた恩恵について訊かれると、フェルスタッペンはそう答えた。 「Q2で僕は彼にターン17に向けてトウを与えていた。そして彼は(Q3で)僕にターン2までトウを提供してくれた。ちょっと僕の好みより速くなりすぎたかもとは思う。ターン2でちょっとだけミスがあったからね。ターン2ではちょっとしたゲインもあれば失ったところもあった」 「全体的には(トウが)少し助けになったと思う。ただこの週末のように全体的に苦戦してしまって、やっと好転したときには、こうした小さなアドバンテージを見つけて、前に留まろうとすることが必要なんだ。上手くいったよ」 このフェルスタッペンとヒュルケンベルグによる協力プレイは、当然ながら偶然だった。ヒュルケンベルグはアウトラップでのトラフィックを避けるためにQ3の最後のアタックに向けてかなり早めに出走していた。 その結果、ヒュルケンベルグはフェルスタッペンがタイヤを温めている間に、ターン17~18にかけて追い抜いていった。そしてコントロールラインを通過していったヒュルケンベルグだったが、彼はアタックを終えてもアクセルを緩めることなく、フェルスタッペンに抜かれるまでフルスロットルで走り続けた。 「マックスと僕は、この予選でお互いに助け合ってきたんだ」とヒュルケンベルグはSky Sports F1に語った。 「彼はQ2で何度か僕を助けてくれた。そして僕はここ(Q3)で彼にそのお返しをしたんだ。まあそういうわけで、時には同僚のサポートも必要なんだ」 Additional reporting by Jonathan Noble
Filip Cleeren