米最高裁初の女性判事が死去 サンドラ・オコナー氏、93歳
【ワシントン共同】女性として初めて米連邦最高裁判事を務めたサンドラ・オコナー氏が1日、認知症と呼吸器疾患に関連した合併症のため、アリゾナ州で死去した。93歳だった。最高裁が発表した。00年の大統領選を巡っては南部フロリダ州の再集計を求めた判決で手集計の停止を主張し、ブッシュ(子)大統領を当選に導いた。 アリゾナ州で共和党の州上院議員や判事などを歴任。レーガン大統領の指名で1981年に最高裁判事に就任し、2006年まで務めた。 1992年には中絶の合法性を確認した判決を主導。穏健保守派として重要裁判で鍵を握る存在だった。 2009年に米国の文民最高位の勲章である「大統領自由勲章」を受けた。