【競馬予想】秋華賞の狙い目を血統から絞った「美人勝負師」 本命は意外な伏兵!
美人勝負師の最終結論熊江琉衣~秋華賞編 秋のGⅠシリーズがやってきました。馬券予想に関しては、春のGIシーズンは今ひとつだったので、この秋は頑張りたいですね! 先週、地方交流GⅠのジャパンダートクラシックを的中させることができましたから、調子は上向きなはず。この流れのまま、スポルティーバでの予想でも好結果を残していきたいと思います。 【写真】美人勝負師・熊江琉衣「2024年秋・フォトコレクション」 さて、今週は3歳「牝馬三冠」の最終戦、GⅠ秋華賞(10月13日/京都・芝2000m)です。私は最近、予想の際には血統を重視していて、今回もそのスタイルで検討してみました。 まず本命は、タガノエルピーダです。 何と言っても、お父さんがキズナというのが魅力。秋華賞は、内回りとなる京都・芝2000mのコース適性がポイントになると思いますが、近年この舞台で好成績を残しているのがキズナ産駒。単勝の回収率も110%を超えていて、かなり相性がいいんですよね。 さらに、母父キングカメハメハというのも強調材料。昨年もキンカメ系のドゥラメンテ産駒とルーラーシップ産駒がワンツーフィニッシュ。一昨年もキンカメ産駒のスタニングローズが優勝し、2020年、2021年の勝ち馬も母父がキンカメでした。つまり、タガノエルピーダは秋華賞にぴったりな血統、と言えるのではないでしょうか。 春のクラシックでは振るいませんでしたが、牡馬相手のGⅠ朝日杯フューチュリティS(12月17日/阪神・芝1600m)で3着、出世レースのリステッド競走・忘れな草賞(4月7日/阪神・芝2000m)も完勝し、能力が高いことは間違いありません。枠順も3枠4番と絶好。内枠に先行馬がおらず、ラクにポジションが取れてレースもしやすいはずです。血統を含め、狙いたい要素がそろったので期待大です!
対抗は、チェルヴィニアです。 ハービンジャー産駒も秋華賞との相性がいい血統。2017年にはディアドラが勝利し、モズカッチャンが3着。2022年にもナミュールが2着に入っていて、勝率20%、複勝率60%という高い数字を残しています。加えて、同馬もタガノエルピーダ同様、母父キンカメ。京都内回りはスピードや先行力が重要ですから、キンカメの血はその点で強みになると思っています。 GI桜花賞(4月7日/阪神・芝1600m)こそ13着と大敗しましたが、それ以外のレースではすべて高いパフォーマンスを披露。特にGIオークス(5月19日/東京・芝2400m)ではそれまでの先行策と違って、中団やや後方からの競馬で勝ちました。決め手があって、コンビを組むのは名手クリストフ・ルメール騎手。軽い印にはできません。 この中間も順調な様子。1週前の追い切りでは、馬なりでラスト1ハロンを11秒台前半でまとめる走りを見せました。調子がいいのは明らかで、勝ち負け必至でしょう。 ▲は、クイーンズウォークです。 本命タガノエルピーダと同じキズナ産駒。京都内回りコースは向くと見ています。前走はGIIローズS(9月15日/中京・芝2000m)を快勝。コンビを組む川田将雅騎手は、レース後に「まだ目一杯には仕上げていない」と話していました。今回の秋華賞では、さらなる上昇が見込めそうです。 春の牝馬クラシック2戦では馬券圏内(3着以内)に入れなかったものの、それなりの走りを見せていました。桜花賞では勝ち馬とコンマ6秒差の8着、オークスでは勝ち馬とコンマ4秒差の4着と奮闘。川田騎手と中内田充正厩舎の"黄金コンビ"で、最後の一冠を手にしてもおかしくありません。 △は、ステレンボッシュ、ランスオブクイーン、クリスマスパレードの3頭です。 ステレンボッシュは、実績最上位。桜花賞馬の実力は今さら言うまでもないですし、私も最初は本命・対抗の候補でした。ただ、1週前の坂路コースでの調教で少しだけ引っかかって、ラスト1ハロンのタイムに物足りなさを感じました。その分、評価を下げることに......。 ランスオブクイーンはオープンクラスでの勝ち鞍はありませんが、オークスでは勝ち馬からコンマ4秒差の5着と健闘。地力があるのは、確かだと思います。 母父がマンハッタンカフェというのもいいですね。種牡馬として京都コースのGⅠウィナーを出していますし、舞台適性は高いのではないでしょうか。ランスオブクイーン自身も、未勝利クラスとはいえ、京都の芝2000mで白星を挙げています。一発あっても......。