金、銀メッキに名車オマージュ!ホンダ モンキー「限定&スペシャル」歴代モデル20車を一挙解説(1979~2017)
2009年以降、FIモンキーをベースに生まれた「限定車&スペシャル」
■モンキー・リミテッド/2011年 2009年、新排出ガス規制に対応して30年ぶりに一新されたモンキー。エンジンは新型FI(フューエルインジェクション)採用のスーパーカブ50ベースで性能(3.4ps/8500rpm、0.35kgm/5000rpm)が向上し、変速はマニュアルクラッチの4速を採用。タンクも小ぶりな台形の新デザイン(4.3L容量)に一新。 同車ベースで初の特別仕様モンキー・リミテッドは2011年2月に発売され、ブラック基調の専用色でチェック柄シートやクロームメッキの前後フェンダーを採用。受注期間は同年2月3日から3月10日までで、900台の限定だった。価格は29万9250円。 ■モンキー・リミテッド/2012年 2012年2月発売のリミテッドも受注期間限定モデルで、同年2月10日から3月10日の期間での予約販売。1962年発売の市販ロードレースマシン「CR110カブレーシング」をイメージし、車体(フレームなど)にレッド、タンクにシルバーを採用。クロームメッキの各部パーツ、赤/黒の専用ツートーンシートなどが特徴。シリーズ合計1000台の販売計画で、価格は29万9250円。 ■モンキー・くまモンバージョン/2014年 限定車というよりは追加バージョンの位置づけだが、ホンダと熊本県とのコラボにより、同県マスコットキャラクターの「くまモン」をイメージした特別バージョンが2014年4月から発売。くまモンのイメージカラーの黒と赤を車体各部に表現し、タンクやシートはツートーン色。くまモンのイラストバッジとHONDAの立体エンブレムも採用。エンジン周りも専用仕上げで、赤い結晶塗装のシリンダーヘッドカバーに黒いクランクケースカバーとなっており、実はかなり芸が細かい。500台の販売計画で価格は33万6960円。 ■モンキー・50周年アニバーサリー/2017年 2017年に発売の同車は、1967年発売の初代Z50Mのカラーイメージを踏襲し、専用立体エンブレムやメインキーを採用。タンクやサイドカバーをホワイト、フレームやフォーク、スイングアームなどをレッドに塗色し、専用シートはチェック柄。モンキーシリーズ合計1800台の販売計画で、価格は35万2080円。 ■モンキー・50周年スペシャル/2017年 2017年7月発売の同車は、モンキー発売50周年記念モデルの第2弾にして50ccモンキー最後のモデルとなった。前後フェンダーやタンク、ヘッドライトケースやサイドカバーまでクロームメッキを施し、足まわりはブラック塗装。シートは専用のチェック柄。各部には50周年記念ロゴを配していた。価格は43万2000円。 なお、同車の購入にはホンダ専用サイトからの商談申し込みが必要で、期間2017年7月21日から8月21日までの500台限定販売だった。台数を上回る申し込み数の場合は公開抽選とされたが、実際の応募総数は4万5333名と大人気に。2017年8月26日にモンキー発売50周年の記念トークショーと公開抽選が行われ、幸運な人だけがオーナーとなれた。 まとめ●モーサイ編集部・阪本 写真●ホンダ