「早大合格も入学辞退」国民的美少女の林丹丹が18歳で退路を断って芸能界へ進んだ理由と「大黒柱だった母の姿」
結果、合格をいただいて入学金まで振り込んだのですが、最終的に「やっぱり仕事で経験を積みたい」と、入学辞退することを決めました。 ── 仕事と学業の両立は考えなかったのでしょうか? 林さん:両立できればよかったんですが、当時は「俳優に求められる幅広い視点は、学生生活では得られない」と思い込んでいたんです。 また、同世代の俳優で大学に進学しない人が多かったことも大きな理由です。「いましかできない仕事がある」「大学は年を重ねてからでも通える」と考えて辞退しました。
── 18歳という若さで、そこまで仕事に一直線になれたのはなぜでしょう? 林さん:やっぱり、一生懸命働いて私を育ててくれた母の姿を見ていたので、私が早く一家の大黒柱になって母を支えたかったんです。とはいえ、大学に行かないことを母に話したときは、「もうちょっと悩んだほうがいいんじゃない!?」と驚かれました。 私は決断する前はいろいろと悩んで、最後は1人でスパッと決めるタイプ。最終的にこうと決めたら曲げない性格なので、母に引き留められても仕事に生きる決意は揺らぎませんでした。
PROFILE 林丹丹さん 大阪府出身。日本語・英語・中国語が話せるトリリンガル。2006年国民的美少女コンテストでグランプリを獲得し、デビュー。「交渉人~THE NEGOTIATOR~」など人気ドラマで活躍も、2013年に結婚し、翌年に芸能界を引退した。2児の母として幼稚園・小学校受験を経験し、2024年に芸能界に復帰。 取材・文/笠井ゆかり 画像提供/林丹丹
笠井ゆかり