セリエA“上位対決”は1-1ドロー…ラツィオと激突のアタランタ、リーグ戦連勝が「11」でストップ
セリエA第18節が28日に行われ、ラツィオとアタランタが対戦した。 ここまで17試合を消化したリーグ戦で13勝1分3敗を記録し、勝ち点「40」を積み上げているアタランタ。現在11連勝中と絶好調の同クラブは、セリエA首位をキープしながら2024年ラストマッチを迎えた。対するは、勝ち点「34」の4位ラツィオ。先にゲームを終えたインテル(カリアリに勝利)が暫定首位に浮上しており、ともに上位争いを演じるラツィオとアタランタにとっては今節が正念場となってくる。 試合は、11分にラツィオが最初の決定機を作り出す。最終ラインからビルドアップを行って前進し、ルム・チャウナのパスに抜け出したバレンティン・カステジャーノスがシュート。GKに弾かれたこぼれ球を再び自身で狙うが、またもGKマルコ・カルネセッキの好セーブに防がれる。そのままラツィオがセカンドボールを回収すると、今度はマテオ・ゲンドゥージがボックス外より右足を一振り。コントロールショットが枠に向かったものの、惜しくもポストに嫌われた。 一方のアタランタも21分、右サイドのポケットに走り込んできたシャルル・デ・ケテラーレがクロスを供給。一度はペナルティエリア内でクリアされるが、アレッシオ・ロマニョーリのヘディングがミスとなったことで、再度デ・ケテラーレにボールがわたる。左足で入れたクロスはチャウナの頭に当たりながら大外へ。ダヴィデ・ザッパコスタがニアを狙ってシュートを放ったが、わずかに枠を捉えきれなかった。 そんななか、27分にホームチームがスコアを動かす。DFラインから繋いでアタランタのプレスを破り、カステジャーノスが巧みなタッチを披露しながら中盤でキープ。相手にディフレクトしたボールはニコロ・ロヴェッラに流れ、最前線で走り出したフィサヨ・デレ・バシルへとスルーパスを出す。完全に抜け出してGKと1対1になり、落ち着いて沈めて先制点を挙げた。 リードされて後半に突入したアタランタは、開始早々から攻勢を強めてラツィオを脅かす。53分には自陣でのボール奪取を機にカウンターを仕掛け、ラウル・ベッラノーヴァが右サイド深くからクロス。鋭いボールにフアン・クアドラードが頭で飛び込むが、叩きつけたヘディングシュートはゴール左へと外れてしまった。 以降も猛攻を続けてゴールに迫るアタランタ。すると、88分にゲームは振り出しへと戻される。アタランタがポゼッションでラツィオを押し込み、ベッラノーヴァが右足でクロスを入れる。マーカーに当たったボールはマイナス方向に逸れたが、反応したニコロ・ザニオーロが振り向きながらワンタッチでゴール前へスルーパス。バックラインのアップと入れ替わる形でアデモラ・ルックマンが抜け出し、GKの飛び出しに合わせて横パスを出す。最後はマルコ・ブレシャニーニが決め切り、同点弾をマークした。 結局、そのまま試合は1-1で終了。互いに1ポイントずつを分け合った。次節、ラツィオは来年1月5日にアウェイでローマと対戦。アタランタはインテルとのスーペルコッパ・イタリアーナを挟み、来年1月11日にアウェイでウディネーゼと対戦する。 【スコア】 ラツィオ 1-1 アタランタ 【得点者】 1-0 27分 フィサヨ・デレ・バシル(ラツィオ) 1-1 88分 マルコ・ブレシャニーニ(アタランタ)
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