学生時代は「最も社会で生きていけないタイプの人間」だった…!RIZAPグループ瀬戸健社長が赤字経営からchocoZAPで「まさかの大復活」したワケ
若い社員たちは「偉大なる素人」
――若い世代の社員も増えてきていますが、接し方で気を付けていることはありますか? 「若いか、若くないか、そういう部分はほとんど気にしていないです。そもそも僕が会社を作ったのは23~24歳のころ。若すぎるとか経験が少ないとか、ずっと言われ続けてきたわけです。でも年齢は関係ないって思っていたし、それで片付けられるのがすごく嫌だった。 そもそも、僕は会社を作るタイプからはほど遠い、もう間違いなく、最も社会で生きていけないタイプの人間でした。学生時代も先生によく怒られていましたね(笑)。 何より、うちの事業は新卒の子と相性がめちゃくちゃいいんですよ。なぜかというと初心者に最も近いから。僕はよく『偉大なる素人』と呼んでいるんですが、会社のルールもほとんど知らないし、固定観念がなく一番お客様に近い考え方をしている。 長年働いていると供給者の気持ちになっちゃうし、経験が邪魔することも多いですからね。うちのように非常識だらけの会社には大切な存在なんです」
目いっぱい遊んでほしい!
――追加で200億円の投資を決定されたそうですね。出店を進める理由は何でしょうか? 「とにかくchocoZAPを毎日使ってほしいんです。今は遊ぶにしたって、どこに行ってもお金がかかりますよね。テーマパークも入場料が1万円超えているし、カラオケだって何時間か歌えば結構高いじゃないですか。こういう状況だと、遊ぶのにも誘いづらいという声もある。それでみんなスマホに夢中になっちゃう部分もあると思うんです。 たしかにジムではあるんですけど、最初は筋トレを全然やらなくてもいいですから、とにかく目いっぱい遊んでほしい(笑)。高齢者の方も、ぜひうちをきっかけに外に出てきてもらえたらと思っています。みんなで楽しめる場所ができることで、社会的繋がりができるのでは、というところにもすごく期待しています」 ・・・・・ 【つづきを読む】『「僕自身、実はほとんど筋トレしないんです」…RIZAPグループ瀬戸健社長が、“ガチ勢以外”のジム「chocoZAP」を作ったワケ』
週刊現代(講談社)