パルマーの大ブレイクはポチェッティーノのおかげ? キャラガーは新生マレスカ・チェルシーを不安視 「シーズン終了時にマレスカがまだ監督を務めていたらとても驚く」
昨季は25ゴール15アシスト
昨シーズンは最終的にプレミアリーグで6位フィニッシュしたチェルシー。シーズン後半は好調ぶりを見せていたが、シーズン終了後に双方合意の下、マウリシオ・ポチェッティーノ監督が退任。今夏レスターからエンツォ・マレスカ監督を招聘し、新たなチーム作りを行っている。 今夏も積極的な補強を行うチェルシーだが、リヴァプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏はマレスカ・チェルシーを不安視しており、昨季チェルシーで公式戦45試合に出場し、25ゴール15アシストを記録したエース、コール・パルマーも昨季のようにはいかないだろうと考えているようだ。 「ペップ(グアルディオラ)と(ユルゲン)クロップの時代に人々が忘れているのは、チェルシーの躍進も非常に近かったということだ。彼らはチャンピオンズリーグ決勝でマンチェスター・シティを破り、そしてリヴァプールとの決勝戦ではPK戦で敗れた。トーマス・トゥヘルは、一発勝負でクロップやペップに挑むことができた」 「そして、その後新しいオーナーがやってきたが、、彼らが今置かれている状況はまさに悲惨だ。彼らはたくさんの新しい選手を獲得したが、魅力的な選手はコール・パルマーだけだ」 「チェルシーに関して私が心配しているのは、昨シーズンのパルマーのパフォーマンスはポチェッティーノ監督の功績が大きいということだ。誰もそんなことを予想していなかった。ペップでさえもだ。そうでなければ、彼を売らなかっただろう。だから、今シーズンはあのコール・パルマーではないかもしれない。彼は素晴らしい選手だと思うが、新しい監督が来たので状況は違う」 「チェルシーのプレシーズンは散々だった。今シーズン最初の試合でマン・シティと当たるんだ。シーズン終了時にマレスカがまだ監督を務めていたらとても驚くよ」(『The Overlap』より) チェルシーはここまでのプレシーズンマッチ5試合で1勝1分3敗となっており、マレスカ体制には不安の声もあがっている。しかし、まだマレスカ・チェルシーはスタートしたばかりであり、評価を下すには時期尚早だ。インテルとの親善試合を終えると、シティとの開幕戦を迎えることになるが、王者を倒して白星発進できれば見方も変わってくるだろう。 今シーズンも、チェルシーと昨季大ブレイクを遂げたパルマーは注目の的となるが、キャラガーの予想を覆すことはできるのか。
構成/ザ・ワールド編集部