ゲームボーイカラー向け“AI生成ミステリーアドベンチャー”が開発中
ゲームボーイカラーといえば、1998年、つまり25年近く前に発売された任天堂の携帯ゲーム機。 【画像】開発中のAI生成マダミス『Do you like/?』のゲーム画面 懐かしむものとはいえ、現代基準から言えば流石に低スペックと言わざるをえません。そもそも、とっくに生産終了しており、今ゲームボーイカラーを遊ぶこと自体がなかなかハードです。 と思いきや、クラウドファンディングサイト・Kickstarterで、ゲームボーイカラー向け新作ゲームの開発プロジェクトが開始されていました。 しかもWi-Fi対応カートリッジと生成AI技術を利用したミステリーアドベンチャーの!
ゲームボーイカラー用AI生成マダミス『Do you like/?』
その新作ゲームの名は『Do you like/?』。 『Do you like/?』は、/ (Misumi) Kouさんが開発中のマーダーミステリー(略称・マダミス)。レトロゲーム文化を保存、進化させることを目的に開発が進められています。 登場人物はAIであるルナと、ルナが主宰する死のゲームに囚われた記憶喪失の4人。 プレイヤーはこの記憶喪失者の1人となり、失われた記憶についてルナが提示した「最後の生存者だけが真実を知る」という恐ろしい条件のもと、死のゲームに挑みます。
「赤い部屋」モチーフのシナリオをAIがリアルタイムで生成
シナリオは、FLASHの時代を知る人には懐かしい都市伝説「赤い部屋」がモチーフ。 ルナや他の登場人物はAIが操作。Wi-Fi対応カートリッジを利用して、選択と会話で分岐するストーリーがリアルタイムで生成される内容になるそうです。
Wi-Fiカートリッジは日本の技適にも対応
このWi-Fi対応カートリッジは、Sebastian Staacksさんが発表した「wifi-game-boy-cartridge」を元に開発。使われているモジュールは、日本の技適(技術基準適合証明)にも対応しているとのこと。 ゲーム自体も、英語と日本語でプレイできるよう開発されているようです(一方、ゲームボーイカラーおよびそれと互換性があるデバイス以外では、Wi-Fi機能やAI機能が正しく動作しない可能性がある点は注意が必要です)。 現在は開発の約70%が完了。支援者への納品は3月を予定としており、クラウドファンディングも目標額50万円のうち現在約45万円を集めています。
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