【衆院選】長野2区 自民と立憲の前職と維新の新人 3年前の前回選と同じ顔ぶれの三つ巴の争い 「政治とカネ」巡り激しい舌戦
27日投票の衆議院議員選挙。 松本市や安曇野市などの長野2区は3年前の前回選挙と同じ顔ぶれで、自民と立憲の前職と維新の新人の三つ巴の選挙戦となっています。
長野2区に立候補したのは、届け出順に自民党・前職の務台俊介さん、立憲民主党・前職の下条みつさん、日本維新の会・新人の手塚大輔さんの3人です。 自民・前 務台俊介 候補： 「今回の選挙で当選を果たして、自民党を根っこから変える。それをするのは我々だ。その気持ちで臨んでいかなければならない」 5回目の当選を目指す自民党・前職の務台俊介さん（68）。裏金問題で党への逆風は強く、選挙戦では自身を含む中堅議員が率先して党を建て直すと強調しています。 務台俊介 候補（若者に声をかけ）： 「松本、いいでしょ」 一貫して訴えているのは、地方に若者を取り戻す政策です。首都圏の大学にサテライトキャンパスの設置を義務付けることなどを提案しています。 務台俊介候補： 「地方のことを考え、地方のために自分自身が何ができるかと考える若者が増えれば、この日本は必ず再生するでしょう」 過去2回の選挙では小選挙区で敗れ、比例北信越ブロックでの復活でした。「次こそは選挙区で」と、街頭や個人演説会を重ねています。 自民・前 務台俊介 候補： 「厳しい選挙をずっとやってきましたけどそれに耐え抜いて4期連続12年国会議員をやらせていただいた。苦境に強い、耐性力がある、それが私の強み。今回も厳しいですけど当選を目指して頑張っていきたい」
立憲・前 下条みつ 候補（街頭での声かけ）： 「年金減って、物価高くて、皆さんの苦労分かってる。それを聞きに来ましたから」 6回目の当選を目指す立憲民主党・前職の下条みつさん（68）。 下条みつ 候補： 「皆さん、本当に今、政治はおかしい」 遊説や有権者との対話で、力を込めているのが裏金問題の批判です。 下条みつ 候補： 「裏金は脱税です。そういう政治、残してはいけないと私は思います。上から目線の政治にお灸を据えようではありませんか」 物価高が続く中、消費税や所得税の減税で暮らしを守ることも訴えています。 下条みつ 候補： 「今しなければいけないのは、所得税の減税、ガソリン税の減税、消費税の減税をして皆さんの生活を直接守っていくことではないでしょうか」 地域を隅々まで回りたいと街頭演説ではなく車に乗っての遊説が運動の中心です。 立憲・前 下条みつ 候補： 「今回の選挙は大きなお金の問題が与党・自民党でありましたから、そういうお金の使い方がいいのか、皆さんの生活に戻していくのがいいのか、選択の選挙をしていると思っています」
