“現役ドラフトで日本ハム”水谷瞬23歳に楽天・藤井聖27歳、巨人ヘルナンデス29歳も…「一軍経験の少ない新戦力」が2024交流戦トレンドに
19回目の交流戦が終わった。6連戦×3週間というスケジュールは、移動即試合の日程が多かったから各球団は大変だったと思うが、観る側にとっては分かりやすくてテンポが良かった。 【貴重写真】大谷17歳、超細いのに甲子園で衝撃の特大HR、ぷっくり捕手な村上17歳。ガリガリな柳田、ヤンチャそうな学ラン姿の張本、実は投手だった王さん…名選手140人超の高校時代を見る ここでは「両リーグ対抗戦」という観点で、交流戦の総括をしておきたい。 ★1週間ごとの両リーグの勝利の推移 1週目:セ14勝/パ19勝(2分) 2週目:セ18勝/パ18勝 3週目:セ20勝/パ16勝(1分) 1週目でパが5つ勝ち越したが、次第にセが追い上げた形。通算ではセ52勝パ53勝3分、パがわずか1勝ながら勝ち越した。 19年の通算ではセ1174勝 パ1306勝。パの勝率は.527。パが16回勝ち越し、セはわずか3回。「なぜ、交流戦でパ・リーグが強いのか?」はずっと議論されてきたが、結論は出ていない。ただ、DH制があるリーグの方が強いのではないか、という仮説はある。 MLBでもインターリーグが導入された1997年から2022年までの戦績を見ると、DH制のあるア・リーグが3636勝、ナ・リーグは3330勝、アの勝率.522。26シーズンでアが19回勝ち越し、ナが6回となっている。2022年にナ・リーグもDH制を導入したが、翌年のインターリーグはアが328勝、ナが362勝とナが勝ち越した。このあたり、さらに検証が必要だろう。 ★交流戦前と今の両リーグの順位の変化 〈セ・リーグ〉 ・交流戦前 阪神48試25勝19敗4分 率.568 差-- 広島43試22勝17敗4分 率.564 差0.5 巨人48試23勝21敗4分 率.523 差2 中日47試20勝22敗5分 率.476 差4 DeNA46試21勝24敗1分 率.467 差4.5 ヤクルト46試18勝26敗2分 率.409 差7 ・交流戦後 広島61試32勝25敗4分 率.561 差-- 阪神66試32勝30敗4分 率.516 差2.5 巨人66試31勝30敗5分 率.508 差3 DeNA64試32勝31敗1分 率.508 差3 ヤクルト64試27勝33敗4分 率.450 差6.5 中日65試27勝33敗5分 率.450 差6.5 阪神は交流戦、7勝11敗と負け越し。10勝8敗と勝ち越した広島と順位が入れ替わった。交流戦前に最下位だったDeNAは終盤に7連勝するなど11勝7敗として、首位を猛追している。