父母を立て続けに亡くした50代女性に グリーフケア研究の第一人者が伝えたい「何もしない日」
だれもが人生の中で、大切な人の病気や死に直面するなど、つらく苦しい時期があります。 「お互いさま」という言葉があるように、いつか自分が今の経験を糧に、支えてくれた人や別のだれかを支えることができればいいのではないでしょうか。 今はあなたが助けてもらってもいいのです。 坂口幸弘(さかぐち・ゆきひろ) 関西学院大学「悲嘆と死別の研究センター」センター長。 同大学人間福祉学部人間科学科教授。専門は臨床死生学、悲嘆学。30年近くにわたり、死別後の悲嘆とグリーフケアについて研究・教育にたずさわる一方、ホスピスや葬儀社、保健所、市民団体などと連携し活動してきた。 赤田ちづる(あかた・ちづる) 関西学院大学「悲嘆と死別の研究センター」客員研究員。 上智大学グリーフケア研究所、関西学院大学大学院人間福祉研究科で学んだのち現職。 研究のかたわら、主に関西を拠点として、グリーフケアの実践活動や支援者の養成に広く取り組む。