メインイベントで対戦する内藤由良（左）とアリ・カラダギィ（右）は共に計量パス

　6月30日（日）東京・ニューピアホールで開催される格闘技イベント『PANCRASE 345』の前日計量が29日（土）都内にて行われた。 　メインイベントのミドル級（83.9kg）で対戦する現ミドル級キング・オブ・パンクラシストの内藤由良（リバーサルジム横浜グランドスラム）は83.9kgジャスト、アリ・カラダギィ（パラエストラ東京）は81.35kgで計量をパスした。 【フォト】内藤が強靭ボディでマッスルポーズ！ 　22年3月のタイトルマッチでロッキー川村2を1RKOで下して新王者に輝いて以降、2年3カ月も試合間隔が空いた内藤。 「日本でやる相手もいない状況の中、海外と契約をしたのですが、なかなか試合を組んでもらえず。試合が決まったと思ったら、相手が体重超過して試合が流れたりしてそんなに期間が空いてしまいました。その間もしっかり練習していたので、焦っていないですし、今年こそは海外でも試合をしてUFCと契約させてもらえるように頑張るしかないです」と試合間隔は問題ないという。 　当初、今大会ではディラン・オサリバン（米国）と対戦予定だったが、ディランの「入国時の問題」により試合不可能に。代替選手として、ラウェイ、ムエタイなどの打撃系格闘技で36勝7敗の戦績があり、MMAデビュー戦となるカラダギィと対戦することに。 　急遽、対戦相手変更となったが、内藤は「キックの映像しかなかったので見たんですけど、キックが強い選手なのでそこを警戒してやらないといけない」といい、「対策はしようがないので、すこしでも映像を見て、明日までにしっかり備えることが今やるべきこと。誰が来てもいいように練習は積んできたので、自分のすることはほぼ変わらず、自分の得意なところでしっかり極めることが明日の課題だと思います」と問題ないという。 　内藤はデビュー3試合連続の秒殺フィニッシュを飾るなど、現在無傷の5連勝中。「完全決着にはこだわりはないですけど、しっかり勝つことが最優先。勝つ上でフィニッシュを目指したい」と意気込みを語った。