世界に感謝を伝える開会セレモニー 関係各位、88歳のレジェンドビルダーにも金メダル【IFBB世界選手権】
昨日17日から3日間にかけて開催されている「IFBB世界フィットネス選手権」及び「IFBB男子ワールドカップ」。大会2日目となった本日午後にはオープニングセレモニーが開催され、関係各位からのメッセージが届けられた。 【フォト&リザルト】初日結果一覧 女子フィジークで荻島順子が歴史を変える金メダル セレモニーは各国エスコートキッズの登場からスタート。続いて大分県ボディビル・フィットネス連盟の岩屋毅会長からの祝辞を収録したビデオメッセージが上映され、国際大会での日本人選手の活躍について、今大会出場のために来日した海外選手への感謝などが語られた。
JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)の青田正順会長も挨拶を行なった。青田会長は「親愛なるIFBBファミリーのみなさん、ようこそ日本においでくださりました」と感謝を表明すると、日本での世界選手権開催の経緯、アンチドーピングに関する取り組み、フィットネスの普及が進んでいることへの喜びや今後への思いなどについてコメント。日本を訪れた選手、観客に感謝を伝えつつ、会場外から大会を見守る関係各位を紹介。感謝を表明した。
「これからもJBBFは日本が誇れるスポーツ団体となるべく進んでまいります。これからもみなさんのご支援を賜れますようよろしくお願い申し上げます」(青田会長) 入れ替わりで舞台に立ったIFBB(国際ボディビルディング・フィットネス連盟)のラファエル・サントンハ会長は、「こんにちは。尊敬する日本のみなさま」と日本語であいさつを行ない会場を温めると、会場にいるすべての選手、関係各位等への感謝を表明。ボディビル・フィットネス競技について「最終的にはライフスタイルによって世界を変えていくスポーツになっていくというのが私たちの目指しているところでございます」と語った。 続けてサントンハ会長から、団体役員、職員、選手へ賞が贈られた。まずはJBBFの青田会長に今大会を無事に開催できたことへの感謝を示す特別賞、さらにJBBFの木下美弥子常務理事に金メダルが贈られた。 選手や関係者の交通関係、宿泊先の手配を行なった株式会社エース航空の大久保光信社長、世界空手連盟の奈藏稔久事務総長にも金メダルを授与。広報として大会運営を支えたJBBF事務局の森永祐子氏には銀メダルが贈られた。 さらには、88歳にして現役を続投しているマスターズボディビルチャンピオン・金澤利翼にも金メダルを贈呈。「明日は彼が出るようなのでお見逃しなく。みなさま世界選手権をエンジョイしてください」とメッセージを送って締めくくった。 役員、裏方、選手とワールドワイドな感謝が伝えられたオープニングセレモニー。3日間にわたる歴史的世界戦はまだまだ続く。
文/森本雄大 写真/木村雄大